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International Heart of Sound

Sound

Radio.

ミキシングコンソール

ミキシングコンソールは、PAを行なう上で重要な機材になります。複数の音源から出る音をマイクなどの機材で収音し、音量、音質を調整し1つの音として出力するための機材です。ミキシングコンソールは、「ミキサー」や「卓」とも呼ばれます。ミキシングコンソールは、小型のモデルから大型のモデルまで、様々なバリエーションがあります。また、信号の処理方法で「デジタルミキサー」と「アナログミキサー」に分けられます。
Commercial.

イコライザー

イコライザーは特定の周波数域を増幅、減衰することにより音質を調整するエフェクトです。
ミキサーの各チャンネルに搭載されノブで操作するパラメトリックイコライザーや、7バンド/15バンド/31バンドなど複数の周波数域をスライダーで操作するグラフィックイコライザーなど用途によって複数のタイプがあります。


ミキサーに入力される歌声や楽器の音はできるだけ原音で会場に届けることが理想です。しかしたくさんの楽器で編成された音楽をミキサーでミキシングしている際には、聞こえづらいパートがでてきてしまうことがあるので。ボリュームやパンの調整に加えて、イコライザーで周波数帯ごとに調整することで、それぞれの楽器の良い特徴を聞きやすくして存在感をはっきりさせることができます。

Video Games.

チャンネルディバイダー

音は低い音から高い音まで幅広く存在しますが、低い音はゆっくり大きく空気を振動し、高い音は細かく素早く空気を振動しなければなりません。 その両方を1つのスピーカーユニットで担当すると低音、高音それぞれの帯域が狭くなりがちです。 そこで、低域を担当するウーファーユニットと、中高域を担当するツィーターユニットという適した担当スピーカーを搭載することで広い帯域の再生を可能にしています。 さて、スピーカーシステムのそれぞれのユニットからは低域、中高域と異なる帯域の音が再生されています。それらの音が重なりあいメロディーを奏でているわけですが、「スピーカーシステムに適した信号帯域の切り分け」はどこで行われているのでしょうか。 スピーカーシステムへ音声信号を送るのはアンプになりますが、基本的にアンプはCDプレーヤーなどの再生機器からの信号を増幅しスピーカーシステムに送るため伝達信号はプレーヤーから送られた帯域と同じ、高域から低域までの全帯域です。 つまり、スピーカーシステムへ入力される音声信号は全帯域の信号が入力され、スピーカーユニットでの再生時には適した範囲の信号に区切られています。実はスピーカーシステムの内部にはそれぞれのスピーカーユニットに適した帯域へ音声信号を絞るネットワーク回路(フィルター)が搭載されています。中高域用ツィーターには中高域のみ通過するハイパスフィルター(High Pass Filter、以下HPF)、低域用ウーファーには低域のみ通過するローパスフィルター(Low Pass Filter、以下LPF)を用いて信号を処理しています。
Film Score.

パワーアンプ

パワーアンプとは、ミキサーで適切な音量や音質に調整された信号をスピーカーが駆動できるレベルまで「増幅」し鳴らすための機材です。会場やお客様の人数によって、適切な出力のパワーアンプを選択します。パワーアンプを内蔵した、パワードスピーカーやパワードミキサーもあります。また、「アナログパワーアンプ」と「デジタルパワーアンプ」があります。
TV.

スピーカー

スピーカーは聴衆に音を届けるPAシステムの出口になります。スピーカーを選ぶポイントは「音圧」、「カバー出来る範囲」、そして「設置位置」です。

「音圧」はパワーアンプでどれぐらい増幅させ、どれぐらいのレベルでスピーカーから出力するのかで決まります。おおよその目安としてはパワーアンプの1W(1ワット)で観客数1人に対応出来ると言われています。しかし、ロック等、より高い音圧を求める音楽ジャンルでは求められるワット数も観客1人当たり3W以上になります。また屋外では音が拡散するため、より高い出力数が求められます。

「カバー出来る範囲」とはスピーカーの音が届く距離のことです。スピーカーから近い位置にいる人には比較的容易に音を届ける事ができますが、スピーカーから離れた位置に音を届けるためには音圧の他、設置する位置や高さが重要になります。また人が多くなればなるほど音を吸収してしまうため、さらに音は遠くに届きにくくなります。このような場合にはスピーカーの数を増やす、スピーカースタンドを利用して高い位置から鳴らすなど「設置位置」の工夫で広範囲をカバーできるようになります。

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